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牛乳のトリセツ③

もし牛乳を飲むのやめたら、骨や歯はどうなるのだろうか。

答えを先に言ってしまいます。
「世界の大多数の人々は、私たちが信じている所要量の半分以下しか
カルシウムを摂取していないのに、総じて強い骨と健康な歯を持っています」
「食品中に含まれるカルシウムの量と、それが血液に流入して最終的に
骨や歯に届く量には相関関係はない」

ということです。簡単です。
飲めば飲むほど背が伸びる、骨が強くなるわけではないし、
飲まなければ衰えるということでもありません。

世界の人々をみればわかることですし、
母乳は、300㎎/ℓのカルシウム。牛乳は、1200㎎/ℓのカルシウム。
粉ミルクは、500㎎/ℓのカルシウム。
でも人工栄養児よりも母乳栄養児のほうが多くのカルシウムを吸収しています。

では、最近よく聞く「骨粗鬆症」についてはどうでしょう。
昔の畑でよく働くお婆ちゃんのほうが骨が強いんじゃない?
骨は、骨を作る骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞のバランスで成り立っています。
そこにカルシウムを多く摂取するなんてどうでもいいんです。
多くの研究でもあきらかになっています。
カルシウムの摂取量が少ないと、骨がもろいという現象はないんです。

要は細胞のバランスがとれている=細胞が健康=カラダが健康

ということです。骨と筋肉は一体化しています。
筋肉が動くから骨も動ける。筋肉が動くから血液も流れる。
そもそも骨がもろいから骨折ではありません。
そのまえに筋肉が衰えているから、転倒するんです。

やはり私たちは、「動物」です。
「静物」ではありません。
車をひかえたり、階段を使ったり、できることはいくらでもあります。
少なくとも細胞のバランスを薬でコントロールしてしまう前に。

 

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