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牛乳のトリセツ①

牛乳は健康食品という教育を受けてきました。
最近、牛乳の健康被害に関する文面をよく見ます。

では、どっちなのでしょう?

どっちということはないかもしれませんが、
少し学んでみましょう。

 

まず知りたいのは、カルシウムとの関わりでしょう。

 

1ℓの牛乳には約1200㎎のカルシウムが含まれています。
なるほど確かにカルシウムが豊富に含まれる食品のひとつです。

大切なのは、「食品中に含まれるカルシウムの量と、それが血液に流入して最終的に骨や歯に届く量には相関関係がない」ということです。
何かの栄養素がカラダの一部になるというメカニズムは複雑で精巧にできています。
そして、そこには様々な物質が関わってきます。
〇〇㎎を摂取したから、〇〇㎎を吸収できるというものではないということです。

牛乳には1ℓには、約1200㎎のカルシウム、
母乳には1ℓには、約300㎎のカルシウム。
これだけの差があっても、母乳栄養児は人工栄養児より多くのカルシウムを吸収しています。

ここで知っておきたいのは、リンの存在。
リンは腸管内で、カルシウムと結合してしまいます
いわゆる阻害作用のひとつです。牛乳にはこのリンが多く含まれています。

結局、牛乳はカルシウム源になるかというと ? ですね。

カルシウムを摂取するのではなく、バランスよいミネラルを摂取するということ。
そのミネラルの中のひとつにカルシウムがあるという見方が大切。

 

カルシウム豊富な食品をいくつかご紹介します。
ブロッコリー、キャベツ、カブなどの野菜類。
大豆などの豆類。牡蠣やアーモンドなど。

 

よくよく子供たちが口にするものなので、皆さんもお勉強してくださいね。

 

 

 

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